2004-01-01から1年間の記事一覧

グリフィンの最古・・・

図像としてのグリフィンを除くと、グリフィンという名前が現れる最古はアイスキュロスの『縛られたプロメテウス』803-4で、それに引き続き、ほぼ同時代(前450年ごろ)のヘロドトスの『歴史』によく知られた記述が現れるようです。

竜の起源?

幻想動物の代表といえばなんといっても龍、ドラゴン。 登山でたとえるならドラゴンは幻獣界のエヴェレストです。 だから、それほどまでに、ドラゴンと龍について書くのは難しい。 ・・・わけなんですが、世の中にはドラゴンと龍についての本が氾濫してたりし…

ACCSからすべて削除

一気に移行させます。WWW2.ACCSNET.NE.JP/~TOROIA/の事典ページはすべて削除しました。 しかし、よりにもよってライブドアの無料ページに移転なんて、われながら思い切ったことをするなあと思います

グリフィンをやります

ジョン・チェリー『幻想の国に棲む動物たち』にある「グリフィン」がとてもよくまとまっているので、これをベースにして書く予定。今年中に何とかなるか?

暫定ミラーサーバー

私のところの環境では、どこのフリースペースでも結局は連続9000ファイルアップロードは無理のようです。なので、一番先に全部がアップロードできたところを使うことにしました。 そしたら思いがけずlivedoorになってしまったわけだが…… (aaa!cafeがlivedoo…

accsもだめでinfoseekもだめ

1ページごとに項目をファイルわけした事典軽量版(実際には重量版)をアップロードするときの話です。全体で13MBくらいになるのでプロバイダACCSのスペース10MB制限では使い物になりません。そこで50MB制限のinfoseekをこれまで暫定的に利用してきたのですが、…

逆引き・幻想動物リスト

逆引き・幻想動物リストというのを試作してみています。 どういうのかは、リンク先を見ていただければわかるとは思いますが、たとえば「首が9つの幻想動物は?」「ライオン+鳥の怪物は?」といった、姿かたちから幻想動物の名前にたどりつけるようにインデ…

Booklogは重過ぎる

ここに作ってみたんですが、日本のトラフィックが一番軽くなるはずのこの時間帯なのに、重いです。 何をやったかというと、「参考資料」のページからISBNをそのまま抜粋して入力したのに表紙がAmazonにあるやつを少しプラスしただけなんですが、「表紙画像」…

ばーちゃるほんだな

さんたさんの幻想動物についてのページ(物語とモンスター紹介 F&S)を見ていたら、参考文献のページにbooklog(ブクログ WEB本棚)というのを使ってました。 これは便利ですね。Amazonと提携して表紙の画像を表示できるようになっているのですが、それが本棚か…

テオイ・プロジェクトがつぶれていた!

ギリシア・ローマ神話関係のリファレンスとして本当に素晴らしい情報群を提供してくださっていたTHEOI PROJECTが、アクセス数が多すぎて閉鎖していました。Σ(゚Д゚) 掲示板にヒッポカンポスについての質問があったから久々に行ってみたらこんなことになっていよ…

野口英世

17歳くらいのころから、自分が何歳か、誕生日がいつかほとんど気にしてないような気がする。今日も誕生日だったわけだが、自分が何歳(2×歳)になったのかあまり実感は沸かない。 そんな今日、銀行で金を下ろしたら、野口英世の新札が出てきた! 私の2004年の…

うざいがき

トリビアの泉によると、「うざいがき」という餓鬼がいるそうな。広辞苑にも載っているらしい。言葉の世界では2002年1月にすでに既出らしいですが。 餓鬼って仏典を本格的にひっくり返すと数百をくだらない名前が出てくると思うのですが、広辞苑に載っている…

エジプトの神様百科

ほんの少し前に(エジプトの悪霊 10/16)、エジプトの神様についての最近の洋書ということでThe Complete Gods and Goddesses of Ancient Egypt by Richard Wilkinsonというのを紹介したと思うのですが、今日書店に行ってみたら、 邦訳が出てました。しかも出…

事典項目を1つ1ページにしてみる

幻想動物の事典 1つ1つ版 検索から来て見ても、巨大なページを見てスクロールする気をなくす人が多いと思うので(自分のことである)、1ページごとに分割してみました。 これらのHTMLファイルは全体で13MBとなりますが1ページのサイズは数百分の一程度になるは…

以前このブログでこき下ろした資料→結局使うはめに

古代ペルシアへの道で伊藤義教さんを引用してバッサリ否定した、古い中世ペルシア語(今では中期ペルシア語というらしい)の翻訳資料。でも、やっぱ、それしかないんだからしかたがない……。 具体的にはSacred Books of the Eastという叢書で、あのマックス・ミ…

ティアマトはドラゴンか

The Babylonian Genesis; The Story of the Creation Alexander Heidel(「バビロニアの創世記。創造の物語」アレクサンダー・ハイデル)という本があります。1951年というから半世紀も前の本なのに、まだ「9-10日以内に発送します」とあるのだから、メソポタ…

ギルガメシュ叙事詩映画化

してほしい てか、読むたびに思うんですけど、いろいろ神話が映画化されてはいくんですが、これほど映画のストーリーに向いている叙事詩もないのではないかな、とひそかに思ってます。ストーリー的にも暴君→友人を得て賢王に→友人を失う→さまよう→失望して帰…

ギルガメシュの末裔

ギルガメシュ叙事詩についての本を図書館で借りて読んでみたら、面白いことが書かれていました。楔形文字終焉以降ギルガメシュとその仲間はどうなったか? というものなのですが。 アイリアノスの著作にギルガモスというバビロニアの王の話が載ってるのは結…

ダイメル神父のつくったバビロニア万神殿

エジプトの悪霊のところでメソポタミアの神名が3000知られている、と書きましたが、じつはこれをまとめた本をpdf形式で読むことができます。古すぎて著作権が切れてるからです。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ Pantheon Babylonicum by Anton Deimel, Remeo Panara, Joseph …

Amazonはきちんと予定日に送るべき

10月19日に来るって言ってた本が昨日来たのは良いけど10月6日には来るって言っていたのにこないからどうせ一ヶ月くらい遅れるものだと思っていたのがその翌日にくるというのはどういうことよ おかげで予定外の出費になってしまった…… ちなみにその本は、初め…

Amazonからやっと本が届きそう

インド神話事典を注文しては在庫切れといわれ、注文しては入手できませんでしたといわれ。やっと明日あたりきそうです。 というわけで、今日はアマゾン・カスタマーレビュー選。レオナルド・ダ・ヴィンチ素描集―ウィンザー城王室図書館蔵 (第2輯) レオナルド…

エジプトの悪霊

私がいまだに恐ろしくて手をつけていない古代文明が一つあります。 それはエジプト おそろしい、おそろしい。 『エジプトの神々事典』なんか、出版されてすぐに買ったのに、いまだにほとんどのページが未見なのだ。 ところで、メソポタミアの悪霊や怪物につ…

想像の中の小さいちび

今日はいまのうちに投稿する。2ちゃんねるオカルト板の【UMA】未確認動物について語ろう 九匹目【馬】より、シベリアでなぞの化石が発見されたことを伝える中国の新聞記事のページの、エキサイト翻訳。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ シベリア若干万年前でに小さいちびが…

重すぎ。

うずログというところから2つもトラックバックをもらったので(正確には「重すぎて」6つくらい重複していた)、ここも賛同することにしました。 でもこの時間帯に投稿するとまず確実に「ページが表示されません」になるのでかなり不安です。

南米アマゾンの神話と超常現象について

また、アマゾンに来た。 ある年老いた男が死んだ。男の息子はベニトという名前の呪術師だった。男と妻、女中は父を家のまんなかに埋葬し、墓穴からはい出てきたとき食べ物があるように、狩や釣りをするときに生きている人を困らせないように、そばに矢、衣類…

物語を読むのが嫌いな件について

神話や民話、伝説に登場する存在を集めている事典の作者にしてみれば意外に思われるかもしれませんが、私は物語を読むのが非常に苦手です。というか嫌いです。よくわからないのですが、現代日本の小説とかでさえ読む気が起きないのに、よりにもよって異文化…

事典の名前についての問題

設置している掲示板によせられる質問と、最近追加したり追加準備中の項目を見比べていて思うのですが、「幻想動物の事典」という看板は羊頭狗肉だったりするのでしょうか? と、恐る恐る自問自答。 「幻想動物」というからには、まず第一に「幻想」ではある…

黄金の・・・・・・

最近、一日に少しだけ時間をあけて、図書館でコピーしてきたStith Thompson "Motif-index"の興味深いところを和訳してみたりしているわけですが、日本では1970年12月31日以前の出版物で、原著刊行後10年 (該当する場合には+戦時加算) 以内に翻訳出版され…

猫耳について

現代日本文化の独創的な「獣人」として知られている「猫耳」ですが、過去の民間伝承や神話の中にはそのような存在はないというのが通説でした。たぶん。でも、いるらしいです。アイルランドに。詳しいことはわからないんですけれども、この前書いたMotif-ind…

事典の項目名についての悩み

!!!《ネタばれ注意》!!! 今回のテーマは「ネタばれ注意」です。幻想動物への一般人の対処法として比較的ポピュラーなのが「名前を知ること」です。トム・ティット・トットや「大工と鬼六」といった、仕事代行型の物語がその中でもとくに有名なものだと…