2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

事典項目を1つ1ページにしてみる

幻想動物の事典 1つ1つ版 検索から来て見ても、巨大なページを見てスクロールする気をなくす人が多いと思うので(自分のことである)、1ページごとに分割してみました。 これらのHTMLファイルは全体で13MBとなりますが1ページのサイズは数百分の一程度になるは…

以前このブログでこき下ろした資料→結局使うはめに

古代ペルシアへの道で伊藤義教さんを引用してバッサリ否定した、古い中世ペルシア語(今では中期ペルシア語というらしい)の翻訳資料。でも、やっぱ、それしかないんだからしかたがない……。 具体的にはSacred Books of the Eastという叢書で、あのマックス・ミ…

ティアマトはドラゴンか

The Babylonian Genesis; The Story of the Creation Alexander Heidel(「バビロニアの創世記。創造の物語」アレクサンダー・ハイデル)という本があります。1951年というから半世紀も前の本なのに、まだ「9-10日以内に発送します」とあるのだから、メソポタ…

ギルガメシュ叙事詩映画化

してほしい てか、読むたびに思うんですけど、いろいろ神話が映画化されてはいくんですが、これほど映画のストーリーに向いている叙事詩もないのではないかな、とひそかに思ってます。ストーリー的にも暴君→友人を得て賢王に→友人を失う→さまよう→失望して帰…

ギルガメシュの末裔

ギルガメシュ叙事詩についての本を図書館で借りて読んでみたら、面白いことが書かれていました。楔形文字終焉以降ギルガメシュとその仲間はどうなったか? というものなのですが。 アイリアノスの著作にギルガモスというバビロニアの王の話が載ってるのは結…

ダイメル神父のつくったバビロニア万神殿

エジプトの悪霊のところでメソポタミアの神名が3000知られている、と書きましたが、じつはこれをまとめた本をpdf形式で読むことができます。古すぎて著作権が切れてるからです。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ Pantheon Babylonicum by Anton Deimel, Remeo Panara, Joseph …

Amazonはきちんと予定日に送るべき

10月19日に来るって言ってた本が昨日来たのは良いけど10月6日には来るって言っていたのにこないからどうせ一ヶ月くらい遅れるものだと思っていたのがその翌日にくるというのはどういうことよ おかげで予定外の出費になってしまった…… ちなみにその本は、初め…

Amazonからやっと本が届きそう

インド神話事典を注文しては在庫切れといわれ、注文しては入手できませんでしたといわれ。やっと明日あたりきそうです。 というわけで、今日はアマゾン・カスタマーレビュー選。レオナルド・ダ・ヴィンチ素描集―ウィンザー城王室図書館蔵 (第2輯) レオナルド…

エジプトの悪霊

私がいまだに恐ろしくて手をつけていない古代文明が一つあります。 それはエジプト おそろしい、おそろしい。 『エジプトの神々事典』なんか、出版されてすぐに買ったのに、いまだにほとんどのページが未見なのだ。 ところで、メソポタミアの悪霊や怪物につ…

想像の中の小さいちび

今日はいまのうちに投稿する。2ちゃんねるオカルト板の【UMA】未確認動物について語ろう 九匹目【馬】より、シベリアでなぞの化石が発見されたことを伝える中国の新聞記事のページの、エキサイト翻訳。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ シベリア若干万年前でに小さいちびが…

重すぎ。

うずログというところから2つもトラックバックをもらったので(正確には「重すぎて」6つくらい重複していた)、ここも賛同することにしました。 でもこの時間帯に投稿するとまず確実に「ページが表示されません」になるのでかなり不安です。

南米アマゾンの神話と超常現象について

また、アマゾンに来た。 ある年老いた男が死んだ。男の息子はベニトという名前の呪術師だった。男と妻、女中は父を家のまんなかに埋葬し、墓穴からはい出てきたとき食べ物があるように、狩や釣りをするときに生きている人を困らせないように、そばに矢、衣類…

物語を読むのが嫌いな件について

神話や民話、伝説に登場する存在を集めている事典の作者にしてみれば意外に思われるかもしれませんが、私は物語を読むのが非常に苦手です。というか嫌いです。よくわからないのですが、現代日本の小説とかでさえ読む気が起きないのに、よりにもよって異文化…

事典の名前についての問題

設置している掲示板によせられる質問と、最近追加したり追加準備中の項目を見比べていて思うのですが、「幻想動物の事典」という看板は羊頭狗肉だったりするのでしょうか? と、恐る恐る自問自答。 「幻想動物」というからには、まず第一に「幻想」ではある…

黄金の・・・・・・

最近、一日に少しだけ時間をあけて、図書館でコピーしてきたStith Thompson "Motif-index"の興味深いところを和訳してみたりしているわけですが、日本では1970年12月31日以前の出版物で、原著刊行後10年 (該当する場合には+戦時加算) 以内に翻訳出版され…

猫耳について

現代日本文化の独創的な「獣人」として知られている「猫耳」ですが、過去の民間伝承や神話の中にはそのような存在はないというのが通説でした。たぶん。でも、いるらしいです。アイルランドに。詳しいことはわからないんですけれども、この前書いたMotif-ind…