2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
つい先日、リアル生活における2年半越しの大きな課題をようやく乗り越えて、幻想動物の事典のほうに力を入れる余力が出てきた〜と思っていたところ、よく考えてみれば3月に引越しがあることを思い出す。そのため荷造りせねばならず、最優先で段ボール箱行き…
今日の朝日新聞夕刊に、『奇想の系譜』の辻惟雄が「これは辻さん向きです」といわれてハラノムシの本(「針聞書」が掲載されている)を紹介された、という記事が載っていた。辻さんは案の定この本をいたく気に入ったらしい。「奇想」にはいろいろな種類がある…
講談社ページによると、以下の書籍が出版される模様。 鎧淳(訳)『バガヴァッド・ギーター』 講談社学術文庫 畑井弘『物部氏の伝承』 講談社学術文庫 青木健『ゾロアスター教』 講談社選書メチエ 注目は青木健さんの本。メチエなので一般向けなのでしょうが、…
伝運慶作の大日如来像がアメリカでオークションに出されるそうですが、その英文記事。 A wooden statue of a seated Dainichi Nyorai sun goddess http://www.yomiuri.co.jp/dy/world/20080211TDY01303.htm 女神ですと。なんという……。アマテラスの本地が大…
あるひとつの情報を求めて複数の人が競合するというのはときどきある。当事者にしてみると、早く正確な情報を得られたほうが価値があるというものだが、「他の人がどのように情報を得ようとしたか」を知ることができる機会があればもっと興味深いことにもな…
シリーズが予告されていたのに最初の1、2冊しか出ずに終わってしまっているというのがよくある。岩波文庫で半世紀以上続刊が出ていないのもある(私の手元にあるのでいうと、『ドイツ民譚集』1948,國松孝二訳は5巻の予定が第1巻だけ出て、そのまま。微妙にマ…
Wikipediaのワリャリョ・カルウィンチョという項目が更新されていたのを見つけ(ウォッチリストに入れていたので)、みてみるとオンラインの神話事典系のページが「参考文献」として2つ追加されていた。それってどうなの〜と思ったが、ひとつは神魔精妖名辞典…
加筆量 ここ数週間ほど、逃亡者さんによるWikipedia日本語版の妖怪項目への加筆がすごい。多くは村上健司の事典などからの孫引きであるものの、この質と量、このままいけば確実にWikipediaが世界最大のオンライン日本妖怪事典になるのは目に見えている。ただ…
このページで、水木しげるの「妖鬼化」(妖怪原画集)に掲載されている大量の妖怪画を見られるのを知った。すげえなあ〜 ところであれこれページを回っていたら「龍馬」というのを見つけた。手元にある『妖怪世界遺産』(同じく、CD-ROM版の妖怪画集)をみてみる…
タイモン・スクリーチの『大江戸異人往来』というのが新刊の棚にあった。スクリーチの本はどれも面白そうなのだが、江戸の都市文化に妙に疎く、それに最近の「江戸ブーム」とか「江戸検定」とかに天邪鬼に反応してしまう身としては、あまり読もうという気に…
私がWikipediaで活動を始めてから2、3年くらい経ってると思うが、どうみても日本語になっていない翻訳記事*1を作る人というのは、おそらく限られている。私のフィールドは神話伝説というごく小さなものなのだけど、それでもここ2年間くらいに3人ほどそうい…
以前、認識的なミスをたたいた覚えがある伊藤龍平がツチノコの本を出すようです。 青弓社の近刊ページより, ツチノコの民俗学――妖怪から未確認生物へ 伊藤龍平 四六判 予価2,000円+税 2008年3月中旬書店発売予定 江戸期において「妖怪」として畏怖されてい…