2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧
少し前に知ったのだが西洋のドラゴンは西洋竜と書き、東洋の竜は東洋龍と書き分ける作法があるらしい(……いや、こんなことを、こういう内容のブログをやっているくせに知らなかったのは「恥」だと思うのですけど)。竜と龍は字体の違いなので意味内容に違い…
こんばんは、ネット上におけるドラゴン研究界の生ける伝説(他称……自称?)、toroiaです 以前、なぞのアカウント削除により突如すべてのデータが失われてしまった竜とドラゴンのページですが、GOOGLEのキャッシュから拾えるだけ拾って地道に再開していました。…
十日と少しばかり前、Wikipediaに「セリ」という項目が立てられた。 履歴を見てもよくわからないが英語版Theliの実質的な翻訳である。英語版を見てみると、次のようにある。 Theliとは『形成の書』に見られる巨大な蛇のこと。己の尾を己の口で銜え、常に天へ…
前回の続き。「土日にでも」と書いたけど、書くのを思い立ってから数日もすると、書きたいという情熱が薄れてきてしまったので、要約みたいに短く書いておく。 この2つのウェブサイト*1はまとめる能力に優れているだろう*2 だから、読者にとって親切 その反…
一つは4Gamers.netの「剣と魔法の博物館 モンスター編 第68回 ドラゴン」。 後半の「ドラゴンのルーツ」は、このブログを読んでくださっている方々には言うまでもないだろうが、一言で言ってむちゃくちゃである。突っこむ気も失せるほどだし、Wikipedia日本…
自分の専門ではない分野についておもに経験と憶測に基づいて語るとき、それが一人語りならいいのだが、その分野に関心を持つ人との対話となると、いかに自分の思い込みや先入観に気づくことができるか、がまずは肝心なこととしてあげられるだろう。対話の相…
ずーいぶんと昔に「未確認動物論史序説」を書いた覚えがあって、それからさっぱり放置したままでした。 「『未確認動物』とは何か」とは何か、という一種メタ的な視点から新たなUMAへのまなざしを考えてみようと思ったのですが、これが意外と厄介で。序説に…
上に紹介した伊藤龍平は、未確認動物とは妖怪と同じ位相にあり、そして妖怪とは不可知なるものに対する解釈である、と述べています。では「未確認」と「不可知」とはどういうことだ、というお話。 未確認動物とは、字義通りに言うと未だ確認されざる動物とい…
たとえば星座神話である。 カニだのヘビだの双子だのが神々によって天に上げられて星々になったと語られているが(たとえばアラトス『星辰譜』27〜には「二頭の熊は連れ立って進んでいく。……もしも話が本当なら、偉大なゼウスの意志によりかれらはクレタから…
昨日、「中の人などいない!」な中国版カメレオンを紹介しましたが、「イメージとテクストの伝承過程でずれが生じる」といえばヨーロッパも同じようなもので、私などすぐに同じカメレオンが以下のようになっているのを思い出しました。 この画像は1491年にマ…
中国最後の王朝である清の時代、『古今図書集成』という巨大な百科事典が制作されました。図がたくさん入っていてながめているだけでも楽しい本ですが、時代が時代だけあって、微妙に中途半端にヨーロッパからの知識が紛れ込んだりしています。それは動物に…
12月ころから「ヤルダバオト」へのアクセスが増えてきた。最初のうちは同じ人が何度も検索しているのだろうと思っていたが、年末年始もまだ続いている。 さすがに気になってきてGoogleで検索してみると、どうやらバンプレストの(スパロボていうゲームの)キャ…
2007年にはてなに移ってもlivedoorのときとさして環境は変わりませんでした。2008年も、誰もコメントできないような孤高のエントリを書き続けていきます。たまには誰かつっこんでください(新年のお願い。まじめに)。私がWikipediaや(匿名で)2ちゃんねるでや…