2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧
ジョン・チェリーの『幻想の国に棲む動物たち』を図書館から借りてきてざーっと読んでいます。これは良い本です。特に古典世界やキリスト教における幻獣たちについての記述は(たぶん)正確で情報量も豊富、これまでこの本の存在を見逃していた自分が恨めしい。…
「事典」に検索に来る人の中でtanasinnに次いでユニコーンの数が多いということで、ユニコーンについて原典を当たってみることにしました。そういえば以前も同じようなこともしていたのですが、あのときは中途半端に終わっているので今回はその継続というこ…
東京新聞の特集記事なんか、最近、カシャンボが出没すると言うのが話題になっていたらしいです。 流行に疎いtoroiaは全く気付きませんでした。 カシャンボについてはリンク先にまとめられている事項がそれなりにうまくできているのでここであえて繰り返しま…
完全に当blogのテーマからは逸脱してます。数ヶ月前に初めてシェーンベルクの「管弦楽のための5つの小品」(1909年)のスコアを見て(そのあとで聴いて)気付いたことなんですが この曲とヴァレーズの「アメリカ」1922年版って酷似してるところがありますね………
ベスティアリというのは主に12世紀ごろからイングランドを中心に広まったイラスト付き動物図鑑のようなものです とはいっても年代から分かるように、ベスティアリは決して生物学的に正確なものではなく、その中には猫や犬といった身近な動物からユニコーンや…
……4月になって始めたもので。 幻想動物のたくさん登場するギリシア神話は古代ギリシア語で書かれています。 中国の妖怪なら漢字、韓国の精霊ならハングル、という感じで ギリシアの幻獣たちもギリシア文字で書いてみるのも良いかもしれません色々意味不明な…
何気なく水族館のページを見ていると、恐ろしいものを発見してしまった http://www.kaiyukan.com/cgi-bin/imgboard/imgboard.cgi?bbsaction=disp_rep_form&amode=&page=8&blood=20030303174349&parent=81 ペンギン・・・の子供らしい。
平凡社東洋文庫『ペルシア民俗誌』所収。 色々な逸話や伝承、迷信が大雑把に分類されてたくさん羅列されている。p.127 「アール」 鼻が泥の女ジン。妊婦や赤子を襲撃する。p.135 「ハムザード」 子供が生まれると一緒に出現するジン。一生行動をともにする。…
キャロル・ローズさんの事典には、私がAmazonのレビューに書いているように、数多くのケレメトが日本初紹介されています。 ケレメトはウラル地方の少数民族マリ人(旧称チェレミス)の信仰に知られている精霊的存在です。巻末の地域別一覧を見てみると、かなり…
Amazon.co.jpをご利用いただき、ありがとうございます。誠に申し訳ございませんが、大変残念なご報告があります。お客様のご注文内容のうち、 以下の商品については入手できないことが判明いたしました。 Adam McLean (著) "A Treatise on Angel Magic: Bein…
ちょっと前にここにペルシア系の幻想動物について拡充しようと書きました。そこで今回は時代をさかのぼってゾロアスター教のアンラ・マンユやダエーワについて書いてみようと思い調べてみたのですが、、、 どうも、今までゾロアスター教だと思っていたものは…
攻殻機動隊とウルトラQとハイビジョンクラシック倶楽部がかぶるなんて最悪
ええと、言いたいことは「やるきをなくすぶっきょうきょうてんのなかのやくしゃさんたち」とほぼ同じです。 今回はそれが羅刹女さん73名と龍王さん167名にかわっただけですが、相変わらず外字、読み、同音異名、別音同名など手動でこなさなければならない問…
キルギスの叙事詩から幻獣、妖怪をいくつか追加。 いくつか面白いのがありました。アルバルスティという出産の妖怪、トルコに同様の妖怪がいますがアルバスティという名前。またウラル地方のマリ人の間にもアルバストルという同様の妖怪がいます。中央アジア…