2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

事典の項目名についての悩み

!!!《ネタばれ注意》!!! 今回のテーマは「ネタばれ注意」です。幻想動物への一般人の対処法として比較的ポピュラーなのが「名前を知ること」です。トム・ティット・トットや「大工と鬼六」といった、仕事代行型の物語がその中でもとくに有名なものだと…

一つ目と鍛冶

「不思議なことに、西洋でも冶金神は独眼や独脚で表象される例が多かった。例えば北欧神話によると、万物の父オーディンは『片目の神』という添え名を持つ鍛冶神でもあったし、アイルランドの伝説では、天の鍛冶師月の男神(ルノ)もまた片足が不自由で、豪勇…

一つ眼、隻眼、一つ目、片目。

どの用語を使えばいいのか分かりませんが、エッダを買った理由の一つがこれだったりします。 さて、民間説話(神話やアネクドート含む)研究では、物語の中の「部品」「要素」を徹底的に分類した、スティス・トムソン(トンプソン? Stith Thompson)の「モチー…

Igpupiara

私の事典のイプピアラの項目にはHipupiaraという綴りとともにIgpupiaraというつづりがあるのですが、どこから来たのか思い出しました。今秋翻訳出版予定の(ってことは、あと少しで出るんじゃん!)キャロル・ローズCarol Roseさんのモンスター百科事典"Giants…

point激減

630ptぐらいから397ptへ。 アクセス数は、先週水曜だけのインフレだったので一週間たってリセットされたということでしょうな。雑談。

イプピアーラの詳細あいかわらず不明

前にも書いたブラジル民俗事典の該当ページ部分をコピーしてみて、ポルトガル語をAltavistaの翻訳サービスを使って英訳するなどして解読しようとしたのですが……無理です。 水の流れにすむ存在で、「海の人間」らしい。インディオの伝承のなかでは最も古い部…

「エッダ」購入

ものすごく普通の日記です。 今日、『エッダ 古代北欧歌謡集』を買いました。たまに北欧神話について偉そうに言ってはみるものの、エッダ本文については図書館頼りだったので、書店で数ヶ月前に見つけたのを機に買ってみました。 ちなみに、もちろん北欧神話…

岩波文庫の復刊

10月分にはミシュレ『魔女』(上下)。 >ルネサンス期,キリスト教の苛烈を極めた異端糺問によりおびただしい数の「魔女」が焚殺された.「魔女」とは一体なんであったのか.ミシュレ(一七九八―一八七四)が,中世初期から十七,八世紀まで,歴史の流れを追…

イプピアーラの詳細不明

前回のクルピラについては、水木しげるの妖怪事典やブラジルの民俗誌(もちろん日本語訳)にもたくさん乗っている超有名な存在だったわけですが、今回のイプピアラは意外と情報が少ない。図書館にまで行ってブラジル民俗事典というものを見てみたんですが、確…

blogポイント倍増

どうせ数日でランク外になるんでしょうけどwというわけで、これまでは確実に「NHK」でポイントを稼いでいたのが、イプピアーラのおかげでメインである「幻想動物」でポイントを稼ぎ、めでたくランクイン、という結果に相成りました。

イプピアーラとは?!?!?!?

メモ的に書いていたのをまとめ魚のような人間のような 陸に上がると2本で歩く@タバチンガ怪力で人間を水に引きずり込む。 見た人の話では 水のきれいな入り江にひそむ。水かきのついたような足跡 姿は勿論行動パターンもまったくの謎である 入り組んだ入り…

藤岡弘、探検隊が遭遇したアマゾンの怪物とは!!!??

予告編によれば、半魚人イプピアーラらしいです。 というか、うちの事典にも載せてるし。人魚だけど。ちなみに参照文献は『妖怪・魔神・精霊の世界』です。 ↑2ちゃんねる藤岡探検隊スレを確認したところ、私よりも先に事典をリンクしていた人がいました。はや…

日本の幻獣展にいってきた

明日が最終日ですから、ギリギリ。 古代オリエント博物館よりは、人の入りがずっと多かったですね。そりゃま、土曜日だし、夏休み最後だし、人は多いわけです。 それで、以前も書いたんですけど、英題とおぼしきUMA in JAPANのUMAは、よく知られていることで…

日本の幻獣展にいってきた

明日が最終日ですから、ギリギリ。 古代オリエント博物館よりは、人の入りがずっと多かったですね。そりゃま、土曜日だし、夏休み最後だし、人は多いわけです。 それで、以前も書いたんですけど、英題とおぼしきUMA in JAPANのUMAは、よく知られていることで…

もののけ@「ものと人間の文化史」

モノにこだわりつづけることで有名な法政大学出版局の「ものと人間の文化史」、その最新刊はスバリ「もの」というか「もののけ」だそうです。上下二巻。 新刊案内 「ものぐさ」「もの好き」「もの悲しい」など、名づけえぬ対象を指す万能のゼロ記号〈もの〉…

古代ペルシアへの道

伊藤義教『古代ペルシア』というのを図書館で借りて読んでみると、次のような下りがありました。 「参考文献」 ところで、その中世ペルシア語のことであるが、(中略)全訳と名のつくものはあっても、完訳とみとめられるものは絶無に近い。したがって、翻訳書…

2ちゃんねるが宗教学の本に

ちょっと用事があって岩波書店の『神々のいる風景 いくつもの日本VII』という本を流し読みしたんですが、なぜか巻末の「アクセスガイド」の中の「ウェブサイトのなかの神々」の、「▼現代の宗教情報」に2ちゃんねるの心と宗教板が紹介されていました。他のペ…