2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

人類以前の、邪悪な存在……

以前『西洋思想大事典』の「宇宙旅行」をコピーしたとき、1ページ目の左側も一緒にうつっていた(見開きだから)。「宇宙の没落」という項目だったらしく、宇宙がどんどんと衰退していっている、堕落していっているという思想をまとめたものらしかった。残念な…

黄金を掘り出す蟻

7月1日に予告しておいた「ここの部分にもう一つ面白い(たぶん海外を含めて幻想動物界隈ではまだ紹介されていない)有名な幻想動物のことが書かれていたので」はこのことです。その次に触れた資料そのものは手元にあるのですが、なにせ冶金学の雑誌論文なもの…

プロコンネソスのアリステアス

この書評(またまたJSTOR)を見る限り、このAristeas of Proconnesus by J. D. P. Boltonを読んだほうが早そうです。ロンギヌスとツェツェスが引用している断片が紹介されているとか。

『アリマスペイア』についての記事

ずっと前に、グリフィン(グリュプス)がリーパイオスRhipaios山脈に棲んでいるということを高津春繁が書いていることを知り出典を探したものの、わからないままだった。いや高津の出典は『ギリシア・ローマ神話辞典』の116ページなんだけどw、リーパイオスに…

ヘルメス・トリスメギストス

ひさしぶりに神話系サイト無限∞空間の質問、長文用掲示板を覗いたら、ヘルメス・トリスメギストスの話題が。しかもスレストされてる。もう少し定期的にチェックしておけばよかったと思った(いくつか補足したかったから……w)。なのでここで少し。まず・・・ヘ…

イスラームにおけるギリシア神話

前々から知りたかったことです。いったいアラビアに残されたヘレニズムの遺産はどうなったんだ??? でも……こういうタイトルをつけておいてなんですが、ジョン・ウォルブリッジによると、イスラーム化後のアラブ世界では全然ギリシア神話は知られていなかっ…

洪水を生き延びた巨人

中世ヨーロッパの伝説にウルタリーという巨人がいる。彼は英語版wikipediaにも項目が存在するくらい有名な伝説上の巨人なのだが、日本語では資料がほとんどない、というかGoogleで検索しても一つもヒットしない(最近ヒットするようになったが、依然として1…

アウグスティヌス、放屁について語る

また、若干の人びとは、思いのままに自分たちの後ろから音楽的な音響を(いかなる臭いもたてずに)つくり出すのであるが、それは、かれらがその側から歌っているようにさえ思われるのである。 『神の国』第14巻第24章より

インテリジェンスなデザイン

ふと、この有名なコピペがインテリジェント・デザイン論への強力な反論になることに気づく。 アリクイってよ、1日に三万匹アリ食うんだってwww 3日で九万匹www アリいなくなっちゃうよ! フラミンゴって、なんで片足か知ってる? 冷えるんだってよww…

新書の新刊2冊

現代の未確認動物文化を調べていて、恐竜文化や怪獣文化が密接に関わってくることを感じている(ゴリラ云々は19世紀以前の話だから、ここではおいておく)。サイエンス側になると恐竜、フィクション側になると怪獣だ(では、ロストワールド文学はどこに?)。幸…

百目発見!

以前、『日本のユーモア』に水木しげる画「百目」の元ネタ(と、されているもの)があるようなことを書いたと思うのですが、そのときは出典元までたどり着けませんでした。 しかし偶然妖怪画展覧会情報のページを開いたら、なんとその百目元ネタ(百々眼鬼)が堂…

こんなのヌリカベじゃない

8月4日付朝日新聞夕刊12面に、真実のヌリカベの姿が掲載されていました 二つの絵巻の出あいが今回の「発見」をもたらした。一つは川崎市市民ミュージアムの湯本豪一学芸室長が8年ほど前から所有し、もう一つは米国ブリガムヤング大の図書館に64年か65年に寄…

インテリジェンスとは?

ID論のいうインテリジェンスと、スコラ哲学→アグリッパのいう天球の原動力インテリジェンスは関係あるのだろうか?

インテリジェンス、スピリット

むしろExtraterrestrial Intelligence「地球外知的生命」のインテリジェンスとアグリッパのインテリジェンスが関係ありそうな気がしてきた。 手元にルネサンス魔術についての本がさっぱりないから少しだけ読んでいて思ったこと。話題になって半年以上経つ『…