2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧
柴田宵曲の『奇談異聞辞典』がちくま学芸文庫から発売されていましたね〜 これは単独では入手困難な『随筆辞典 奇談異聞編』が文庫化されたもので、その名のごとく江戸時代の随筆から幽霊妖怪譚のほか多くの「奇談」「異聞」を集めたものです。巨大なアンソ…
アムビゼまたはアングロという怪物がアフリカのコンゴにいるそうです。恐ろしくマイナーな幻獣なのでほとんどの方が知らないかと思いますが、キャロル・ローズ『世界の怪物・神獣辞典』や東ゆみこ(他)『世界の「神獣・モンスター」がよくわかる本』などにも…
ほしい本メモラヴァテルの『夜彷徨う幽霊と精霊について』の1572年の英語訳。Lewes Lavater of Ghosts and Spirits Walking by Night 1572, 1929作者: May Yardley,J. Dover Wilson出版社/メーカー: Kessinger Pub発売日: 2003/08/01メディア: ペーパーバッ…
キャロル・ローズの事典は前も書いたとおりマイナス面ばかり目立ちますが、個人的には、その出典を探る過程で何冊かの良書に出会えたということについては感謝しなければなりません。 そのうちのひとつが、一年位前にも紹介したWalter StephensのGiants in T…
ちょっと元ネタをたどったりして見ていたら、いろんなことがわかるもので。私は英語版の原書しか持っていないのでわかりませんが、Imap Umassoursaという項目が『神獣』に存在するはずです。イマップ・ウマッソウルサという感じかな? ちょうど神魔精妖名辞…
それから地道に資料を追加しつつ情報を訂正する作業を続けていったら資料no.が556にまでなりました(pukiwiki版では資料名も連動する予定なのです)。 別に前回500番台になってから本を更に50冊使ったというわけではなくて、資料の番号付けの都合で百科事典の…
不破有理さんが『紅いドラゴンの行方 : ウェールズ伝承およびアーサー王年代記におけるドラゴンの表象』という論文を発表しているのを発見。http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php?file_id=14416 2008年のだから最新の論考とい…
以前、民俗学的にツチノコを研究した論文を紹介して、その上で批判したことがあります。その論文が所収された『ツチノコの民俗学』が8月に出版されていました。 実は、私が批判したところ、微妙に訂正(?)が入ってます。ただその訂正分を読んでも論旨が混乱す…
裏でこっそり更新している「pukiwiki版幻想動物の事典」、文献番号が500を越えました。 幻想資料系サイトで500以上文献を使っているのはほとんどないのではないでしょうか?いや、それでもまだ膨大な量の資料が未使用のままというのは項目の大半がスカスカな…