ダイメル神父のつくったバビロニア万神殿

 エジプトの悪霊のところでメソポタミアの神名が3000知られている、と書きましたが、じつはこれをまとめた本をpdf形式で読むことができます。古すぎて著作権が切れてるからです。

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Pantheon Babylonicum
by Anton Deimel, Remeo Panara, Joseph Patsch, Nicolaus Schneider
Romae: Sumptibus Pontificii Instituti Biblici, 1914

 できれば、「まさか、え、英語!?」とか言ってひかないでください。私もはっきりと断定はできないのですが、どうも原文はラテン語のようです……完璧に読めないって。 日本で昔の学者が漢文で本を書いていたのと同じ感覚なんでしょうけど……。
 しかもpdfとはいうものの中身は、原本をそのままスキャンした画像だけです。つまりテキスト検索さえできないので、(ある意味)電子辞書のくせにまったく使えません。

 しょうがない! OCRだ! ということで、まずはPDFファイルを一枚一枚分解しようとする。Acrobatというソフトだとできるらしい。Acrobatは持っていない。当然、電気代と通信費以外の費用は一銭も払うつもりはないので、執念で可能かどうか調べてみる。もちろんp2p系は使わないですよ。あれこれフリーウェアを探してみるがうまくいかない。最終的にNED image printer driverでpdfの印刷データをマルチページtiffに出力し、画像エディタで一枚一枚分解して、「読んdeココ!」体験版で画像を読み込み処理開始。物凄い勢いでCPUを使うらしくファンがうるさいので、まだ一つめのPDFしか処理していません。出来は……ラテン語辞書もなく、得湯の上付き文字やギリシア文字ヘブライ文字が混在している上に古い印刷なんで、あまりよくないです。ただボールドやイタリック以外の普通の文章はなんとか出来ている模様。
 このデータどうしよう