イプピアーラの詳細あいかわらず不明

 前にも書いたブラジル民俗事典の該当ページ部分をコピーしてみて、ポルトガル語Altavistaの翻訳サービスを使って英訳するなどして解読しようとしたのですが……無理です。

 水の流れにすむ存在で、「海の人間」らしい。インディオの伝承のなかでは最も古い部類に属する存在で、1560年にはすでに知られていた(Igputiaraという綴り)。1564年の文書にはHipupiaraとある。水の悪魔であるという。17世紀には「オメンス・マリノス(?)Homens-Marinhos」というのがある。他色々。解読中。Urupiara、Ipupiara、Ypypiaprae、などのつづりがあるようだ。

 左側の「Recent TrackBacks」に載ってる「こんな姿をしているイプピアーラは足跡を残さないぞ!《ずさんさ4》(なんでも評点) 」は、ウェブサイトを渉猟して得たイプピアーラの情報をまとめている模様です。
 ただ、「人魚だから足跡がない」という点については、URLを忘れてしまったのですが、イプピアーラ(に類似した存在だったか?)についての以下の文が参考になるかと。Em lugar das mãos e dos pés, possuem membranas semelhantes a pés de pato. Altavistaさんによりますと、英語でIn place of the hands and the feet, the duck feet possess similar membranes.、つまり、手足の変わりにアヒルの脚のようなものがついている、らしいです。人魚的なイメージは、案外「水の悪魔、女」とだけ聞いたヨーロッパ植民者の想像したイメージが逆流しただけなのかもしれないです。


 また、「謎の巨大生物UMA掲示板で「イプピアーラはアフリカ系の女神?」という説がありましたが、最初に記述された年代の古さや、現地人の言葉として記録されていること、トゥピ・グアラニ語で解釈可能、ということなどから「違う」と思われます。