辻惟雄がハラノムシを……

今日の朝日新聞夕刊に、『奇想の系譜』の辻惟雄が「これは辻さん向きです」といわれてハラノムシの本(「針聞書」が掲載されている)を紹介された、という記事が載っていた。辻さんは案の定この本をいたく気に入ったらしい。「奇想」にはいろいろな種類があるが、「天然にして稚拙」こそ求めているものであり、『針聞書』こそ理想であるという。なおその本は『虫の知らせ』である。私はまだ読んでいない。
もうひとつの「針聞書」本である『戦国時代のハラノムシ』については、以前入手したときのことをこのブログに書いたことがある。あの辻さんよりも先に目をつけていたことを少しだけ誇りに思ったのだった。

『針聞書』 虫の知らせ

『針聞書』 虫の知らせ

  • 作者: 笠井昌昭,長野仁,ジェイ・キャスト,茂利勝彦
  • 出版社/メーカー: ジェイ・キャスト
  • 発売日: 2007/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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奇想の系譜 (ちくま学芸文庫)

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戦国時代のハラノムシ―『針聞書』のゆかいな病魔たち

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