人類以前の、邪悪な存在……

以前『西洋思想大事典』の「宇宙旅行」をコピーしたとき、1ページ目の左側も一緒にうつっていた(見開きだから)。「宇宙の没落」という項目だったらしく、宇宙がどんどんと衰退していっている、堕落していっているという思想をまとめたものらしかった。残念ながらどういう文脈かはよく分からないが、こういうのがあった。

20世紀の神学においてこのテーマはあまり盛んにならなかったが、こういうことを言っている人がいたという。

C. C. J. ウェッブは、「人間を超えた邪悪な意志が存在し、人間の環境全体に有害な影響を及ぼしてきた」(『神と人間の関係における諸問題』[1911]、270頁)ことの可能性を考えている*1

むむむ。「邪悪な意志」?
ここで悪魔、堕天使、サタン、旧き神々とか言わないところに妙に惹かれてしまった。

*1:『西洋思想大事典』第1巻、236ページ。