また出ていた。モンスター本

また出てた、モンスター本。
『知っておきたい天使・聖獣と悪魔・魔獣』『知っておきたい伝説の英雄とモンスター』。前者はともかく、後者の監修が『世界神話大事典』も翻訳している金子仁三郎さんですよ。『知っておきたい世界と日本の神々』は松村一男さんが監修です。売り文句が「ゲーム・コミック・アニメ世代必携!」(どの3つにも縁のない私には関係のない話ですが)。

それにしてもこの手の安価本って最近バブル状態に陥っている感じがする。二匹目のドジョウを狙うのが多すぎる。発端はなんだったんだろう。数年前は「大部のモンスター辞典類が続々と出版されている」状況だったのに、いまやどこにでもあるウェブサイトレベルの本ばかり。この手のモンスター幻想動物を扱っているゲームとか、とくにここ数年爆発的に売れ出したわけではないと思うんだけど、出版社は何を考えているんだろう? モンスター本という視野ではなくて安易なマニュアル系の本が乱造されているほうに原因があるのかもしれず、とはいえその他の分野でどれほどこうした類の本が出ているのかはわからず、私個人では判断しかねるところ。