テリゲナ、ゲーゲネエス

 ふと見つけたこと。
 『幻獣大全I』にはアポロニオス『アルゴナウティカ』第1歌940行以下にある6本腕の怪物たちのことをテリゲナ(Terrigena)と書いてます。ですがこれはラテン語で、アポロニオスはゲーゲネエス(Γηγενεες)と表記してたりします。どっちも「大地生まれ」という意味でアポロニオスの邦訳では「大地の子ら」となっています。いったい何故『幻獣大全』がこの怪物の表記にラテン語を使用したのかよくわかりません。
 ところでその『幻獣大全』、一向に第2巻以降の話が出てこないんですが。出ないなら出ないでいいんですけど。というのもですね。IRC log viewer: : #もの書き外典 20051121とかいう、たぶんどこかのIRCのログがhtml化されているページに

[Stella] 幻獣大全は
[Stella] 1巻で終わった(合掌)
[sf] なむ
とありまして。本当のことなのか? やっぱ採算取れなかったか? 妥協して内容を削ることはプライドが許さなかったのか? とか単なるデマなのか? とかいろんな推測が頭の中をめぐっているわけです。去年2月の時点で編纂者の健部さんがこのようにおっしゃってたのですが
2005/02/08(Tue) 11:01

お元気そうで、そして、そちらもがんばっているようで、なによりです。
現在、必死に幻獣大全2のビースト篇を、まとめています。

しかし、本人の日記のこれも気になる。まあいろんなことがあるから関係ないだろうけど……。
今のぼくに必要なこと
意識の変容。
可及的速やかに

最終更新日 2005年06月01日 12時09分38秒