みづちの語源?
水竜とあるのをみて、muduri、dragonと検索して見つかったページに想を得たものです。
muduri(ムドゥリ)(古代日本語「みつち」または「みづち」(水竜)と何らかの関係が?)
この「水竜」ってなんぞや? ムドゥリで検索してみると、満州ではないウデゲの伝説というのを発見。ムドゥリは川を作ったり、水を飲んで引き潮にしたり、雷光はその娘だったり、天に昇って雨を降らせたりする「大きな獣」だそうです。たしかに、これは竜ですね。
さてそこで先ほどのAltaic etymologyによりますと、アルタイ祖語は*ミウドゥ*mi̯údu。意味は「竜」。
満州祖語は*ムドゥリ*muduri。口語満州語ではムドゥリmuduri、ジュルチェン語ではムドゥウルmudu-ur、ウルチ語ではムドゥリmuduli、ナーナイ語でもムドゥリmuduri、オロチ語でもムドゥリmuduri、ウデゲ語ではムディレmudile、ソロン語ではムドゥルmudur。
朝鮮祖語は*ミリ*mìrɨ̂、中世朝鮮語も同形。
そして日本祖語は*ムイまたはメイ*múi/*mə́i。意味は十二支の巳(み)。ヘミ(=ヘビ)の短縮形という説もあるそうです。これが古代にミmiになり、現代にいたる。
モンゴル祖語、トルコ祖語については言及なし。
その他のもいくつか見てみましたが、確かに微妙なところではあります>アルタイ祖語の存在。