Wikipediaのケルト神話

Wikipediaのケルト神話のページが更新されていたので見にいくと、なんか意味不明な文章が。

曰く:

ケルト神話(けるとしんわ)とは、ケルト多神教、外見上はケルト鉄器時代における宗教。
他の鉄器時代のヨーロッパ人は早期ケルト多神教神話と宗教形態を維持していた。ケルト人の間では身近な接点はローマで、とくにガウル人とケルトイベリア人の神話はローマ皇帝と、連続したキリスト教の対話で彼らのケルト語浪費のせいで後には残らなかった。
皮肉にも、ローマ人とキリスト教徒の源を一時的に通過し、彼らの考えは後に知られるようになった。
対照的に、この頃のケルト人の国家的または言語学的な独自性(例えばブリテン島のゲール人とブリソン族) は少なくとも彼らの鉄器時代の先祖の神話の痕跡と名残は運ばれ、中世の書記に記録された。

??????

機械翻訳のにおいがしたので英語版を見てみると、やっぱりそうだった。でも機械翻訳にしては未訳のところがないし、それとも、ものすごい変な手動翻訳なのだろうか。

英語版Celtic mythologyより。

Celtic mythology is the mythology of Celtic polytheism, apparently the religion of the Iron Age Celts. Like other Iron Age Europeans, the early Celts maintained a polytheistic mythology and religious structure. Among Celtic peoples in close contact with Rome, such as the Gauls and Celtiberians, their mythology did not survive the Roman empire, their subsequent conversion to Christianity, and the loss of their Celtic languages. Ironically it is through contemporary Roman and Christian sources that what we do know of their beliefs has come down to us. In contrast, those Celtic peoples who maintained either their political or linguistic identities (such as the Gaels and Brythonic tribes of the British Isles) did transmit at least vestigial remnants of the mythologies of their Iron Age forebears, which were often recorded in written form during the Middle Ages.

Iron Ageの連発がふつうにケルト神話を知っている日本人には馴染みにくいところですが、toroia試訳。

ケルト神話とは、ケルト多神教(おおよそ鉄器時代ケルト人の宗教)における神話のことである。その他の鉄器時代のヨーロッパ人と同様、初期ケルト人たちは多神教的な神話と宗教構造を保持していた。ローマと関係が深かったケルトの人々、たとえばガリア人やケルティベリア人の間では、彼らの神話はローマ帝国の中では続くキリスト教への改宗とケルト諸語の喪失により生き残れなかった。皮肉にも、現在までに残っているわれわれが知ることのできる彼らの信仰についての知識は、同時代のローマ人やキリスト教徒による資料である。対照的に、政治的あるいは言語的なアイデンティティを保持していたケルトの人々、たとえばゲール人ブリテン諸島のブリソニック系は少なくとも彼らの鉄器時代からの神話の遺産を伝えており、それらは中世に文書資料として記録された。

日本語の流暢さは、とりあえず勘弁してください。


「概要」のところも、あいかわらず謎。

曰く:

ケルトの世界は西ヨーロッパや中央ヨーロッパを含む広範囲に渡っており、政治的に主要な信望や均質に統合されていない。結果として、とても多量のケルト信仰による風俗が存在した。

英語版。

Though the Celtic world at its greatest extent covered much of western and central Europe, it was not politically unified nor was there any substantial central source of cultural influence or homogeneity; as a result, there was a great deal of variation in local practices of Celtic religion (although certain motifs—for example, the god Lugh—appear to have diffused throughout the Celtic world).

toroia試訳。

ケルト世界は最盛期には西欧・中欧の大半に広がっていたにもかかわらず、政治的な統一は存在しなかったし、いかなる実質的な文化的中心や文化的均質性も存在しなかった。結果として、ケルト宗教のローカルな実践には豊富なバリエーションが存在している(しかし、たとえばルグ神のようにケルト世界全体に広く知られているようなモチーフもあるにはあるが)。

local practicesはどう訳せばいいんだろうなぁ。
それはそれとして、他言語版からの部分訳ってどういうふうな手続きをすればいいんだろう? 全面的な翻訳は履歴に書けばいいんだけど。それに、こういった意味不明翻訳ってどうやって手直しすればいいんだ?