ピグチェン、ピウチェン

なぜピグチェンが海外のウェブサイトではPiuchenとして紹介されているのか謎だったのだけど、先ほど少しだけ謎が解けた。南米の民族誌の本を読んでいるとアラウカノの章にさしかかり、そこにアラウカノの悪霊はウェクフというのだ、とあった。少し覚えがあったので調べてみるとアーサーコテルの辞典にゲクフというアラウカノの悪霊が紹介されていた。ということはGとWは交代することがあるわけだ。読み進めていくとピウィチェンというのがあった。翼のある蛇。ピグチェンというカタカナと比較してみるとこちらでもGとWが交代している。wは半母音だろうからuに吸収されて脱落してもおかしくない。アラウカノ語について調べたわけではないけどたぶんそんなところなんでしょう。