悪魔の数字は666ではなかった。

おなじみx51.orgによれば、"666"は獣の数字に非ず - 新約聖書に新たな研究結果とのこと。

 666といえば「皇帝ネロ」を意味するというのが通説。ではこの通説はどこから来たかというと、ギリシア語経由のヘブライ語「皇帝ネロ」をヘブライ文字で表記して、その文字は数字としても使われたので素直に数字として加算すると666になるから、というものでした。
 616という読みもできる、という説そのものは昔からあったようです。ある写本には事実616と書かれているらしい。でも今回は3世紀ごろ、といいますから、初めて書かれて1世紀と少ししか経っていない時期のものなので616の意味ももしかしたらまだ忘れられずに伝えられていて、写字生も正確に写していた可能性がほかのどの写本よりも高くなります。オクシリンクスの遺跡から、ということはオクシュリュンコス・パピルスのことでしょうか? 今回の研究結果の成果は、新たな画像技術によって今まで不鮮明だった文字を読み取れるようになった、ということらしいのですが、そのなかでもっとも人口に膾炙しているといえる「666」がまずニュースになったんでしょうね。

 とはいえ、実際に解説されている当時の記録が見つからない限り、この悪魔の数字のなぞは永遠になぞのまま、終わってしまうのでしょう・・・。

 ちなみにその写本断片(鮮明なものにいれかえ)。上から三行目にχιϛがありますね。χ=600、ι=10、ϛ=6で、これまではιではなくξ=60だったらしい。
 最後の文字はCに似てますが、シグマではなくスティグマです。

でも、いちばん困っているのはこの人たちか。


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