のっぺらぼうはのっぺらぽうらしい

 地域・文化別参考文献のページを作っていて検索をしていたら、「のっぺら坊」と「てるてる坊主」というページを発見(『日本国語大辞典』の書誌情報を調べてたときにぶつかった)。
 要するに明治時代はのっぺらぼうnopperaBouではなくのっぺらぽうnopperaPouという事例があったらしいです。

 そもそも「むじな(リンク先青空文庫)」で有名なのっぺらぼうという妖怪なんですが、その妖怪としての起源はまさにのっぺらぽうな状態でよくわかりません。
 上にあるような事例からすると、のっぺらぼうがのっぺらぽうよりも先にあったのかということも、ぼうやぽうが坊主の坊なのかそれとも別なのかという疑問も持ち上がってくるわけです。