トルコ語雑感

ちょこちょこトメル(この国でいちばん有名な語学学校)でトルコ語を勉強してると、ウェブ上のトルコ語情報に微妙に疑問符がつくことが時々ある。もちろん初心者中の初心者レベルなので、あとでやる文法事項(ama gramer sonra!)や例外事例(istisna)なのかもしれないけど。そう、私はいまだに下宿先の7歳の子供ともろくに話せない。
いまだに「タクシム(イスタンブールの中心地)で〜〜する」というのをトルコ語でも「Taksim'de〜〜」というのに面白がってるくらいですから……。
たとえばこのページ、基本的な挨拶ばかりだから間違ってるということはないと思うんだけど、「なんで英語でいうところの」と書くんじゃー! と思う(このページをあげたのは、「どんな感じ?」(敬語ではない)にあたるnasılsınを検索して最初のほうにあったから)。「Thank you very much.とより丁寧に言いたい時は、Çok teşekkür ederim.(チョク テシェッキュル エデリム)と言います」とあるが、トルコ語でçokが「とても」、teşekkürが「感謝」、ederimが「します(一人称単数)」にあたるんだから、そのまま語順が同じ日本語で「大変感謝します」と書けばいいのだ。
Wikipediaには「置き換わったトルコ語の借用語」というのがある。よくわからないが英語版からの翻訳らしい。だけど今知ってるだけでも、答えcebap, 文cümle, 動詞fiil, 命hayat, 贈り物hediye, 先生hoca, 名前isim, 例外istisna, 心臓kalp, 単語kelime, 客misafir, 理由sebep, タビィtabiiなんかはトルコ語授業で普通に使うし、先ほどの7歳の子供が使っている単語もあった。「名前」はどのトルコ語会話本にも載っているadだろうと安心していたら、「あなたのisimは何?」と聞かれて意味が最初わかんなかったこともあるw。「宇宙」はevrenなんだろうか。日本語で言う「宇宙」は uzayである。宇宙人はuzaylıという。düğünのところは途中で訳が途切れてるが、これはどうも婚約式、披露宴のことらしい。düğün(デゥーン)には、この前下宿先の人に連れられて行ってみた。ずっとみんな踊ってました……。

明日は共和国記念日。トルコのナショナリズムというのがいまいちよくわからないのは、下宿先が近年の移民だからだろうか。それはともかく何か国民的行事がありそうな気がするので、明日は(トメルは休みだけど)イスティクラル通り(日本で言う渋谷みたいなところ)にでも行ってみよう。

ちなみに、「日本には妖怪(幽霊:hayalet)がたくさんいるんです」と下宿先の人に言ったら「あはは、トルコにはいないわよ」と言われてしまった……。