『ウォーター・ホース』

台風の中ヱヴァンゲリヲン序を見にいったら、予告編で『ウォーター・ホース』という映画が宣伝されていました。

映画『ウォーター・ホース』は、不朽の伝説に基づいた、抒情詩的大作である。

ウォーター・ホースといえばケルピーとかアハイシュケとかオヒシュキとかタンギーとか、スコットランドを中心としてイギリスに広く伝わっている伝説ですが、予告を見る限り『のび太の恐竜』そのままのような気が……(子供がタマゴを見つける。孵化したら出てきたのは首長竜。育てる。大きくなって湖に放流。怪物と話題になる)。で、思いっきり「外科医の写真」がこの「水馬」の写真として使われているのには、笑いました(別に「外科医の写真」が捏造だと知っているからではないですよ。そういう事実より、ネッシーとしてもっとも有名な写真があれ、という事実のほうが大事です)。
ところでネッシーも当初は馬の頭をしているとされていたとか何とか。このあたりの詳しい情報は全然ないのですけど(植田重雄の『ヨーロッパの祭りと伝承』に1行書かれていただけ)、もしわかれば、古くからの民間伝承とネッシーとをつなぐ面白い線になると思うのですが……。