片脚
どうも最近、片脚のほうが片目よりも大事なのでは、と思えてくるようになった。アジア方面ばかり調べているからかもしれないが。
インドの怪物人種、『犬人怪物の神話』によれば、ほとんど見当たらないらしい(著者はインドの専門家)。ルドルフ・ウィトカウアー『アレゴリーとシンボル』は「マハーバーラタ」に載っているというが孫引きのようなので確認が取れない。どちらにしても中国やローマと比較できるほど豊富な事例があるわけではない模様。ただし雑多な姿をしている怪物たちの描写にはこうした「奇形」が多いとか。「ラーマーヤナ」のラークシャサたちがそうらしいが未確認。まぁこういうのはアイルランドのフォモール族とか日本の鬼とかも同様ではある。
犬人怪物の神話―西欧、インド、中国文化圏におけるドッグマン伝承
- 作者: デイヴィッド・ゴードンホワイト,金利光,David Gordon White
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- 発売日: 2001/03
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アレゴリーとシンボル―図像の東西交渉史 (ヴァールブルクコレクション)
- 作者: R・ウィトカウアー,大野芳材,西野嘉章
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1991/09
- メディア: 単行本
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