デュラハン

デュラハン。最近Wikipediaに項目ができたりして小ブームの予感。

さてデュラハンの乗る馬車の名前がコシュタ・バワーなのですが、「コシュタ」の綴りはどこをみてもCoite。いったい「シュ」はどこから来たんだ!『幻想世界の住人たち』もCoite。元ネタのイエイツ『ケルト妖精物語』もCoite・・・と思ったら、別のページにはCóisteと書いてあった。どうもCoiteは誤植だったらしい。

デュラハン。一般的なイメージは首なし騎士なのに、キャサリン・ブリッグズによれば「女の妖精」とありイエイツの本にも騎士であるとは一言も書かれていない。ではいったいどこから騎士のイメージが来てるのか?とか、どこぞではスコットランドなどヨーロッパ北西一帯で広まってるだの執念深く追いかけてくるだの、出典がわからない伝承が紹介されていたり謎の多い(国内だけ?)妖精ではありますが、とりあえず一つ、謎が解けた。