牛で世界蛇を釣り上げる神話

北欧とブルターニュに類似伝承あり。

北欧の解釈:
水野知昭 世界の水平軸が垂直軸になることへの危機(『アジア遊学』No.28)
ブルース・リンカーン 印欧原神話「牛獲り英雄の蛇退治」の北欧型("The Indo-European Cattle-Raiding Myth")
ブルターニュの解釈:
ヤン・ブレキリアン 蛇による宇宙創造神話(『ケルト神話の世界』)

どれも微妙だ・・・というのも、ヨルムンガンド釣りが、あんまりにも神話っぽくないというか、単なる物語風に思えて、そんな宇宙論的な出来事の象徴だとか、言いにくいように思うんですよね・・・。