南方熊楠のイラスト(海ムカデについてその2)

?南方熊楠の、へたうま?イラスト。片方がスコットランドに漂着したという大海蛇の死体を、それを直接見た人が書いたもの。しかし残った骨を検分してみるとそれは単なるサメにすぎないことがわかったという。
熊楠は、そもそも大ムカデがなぜ竜宮の蛇と対立関係にあるのかを探り出すために海で泳ぐムカデという事例を沢山集めてきている。実際に漂着したという巨大な海のムカデは一体何なのかを推測していく中で、いかに目撃者の証言があやふやなものかを、ムカデのような事例を引っ張ってきて例示しているのだ。