ダビデと水天

 旧約聖書『サムエル記下』24章16節sq.に登場するエブス人アラウナaraunaは、語源的にインドのヴァルナvaruna(ヴェーダ時代はウァルナと発音)と関連があるらしい。
 もともとヴァルナはギリシアウラノスouranosとかミタンニのウルウァナurwanaとか、言語学的に何かと比較されることが多いんですが、まさか旧約聖書にまで入り込んでるとは。
 先史時代のイランではアフラ・マズダーの前身(中核)だったとも考えられてます。