パーリ語の

 しつこくパーリ語です。パーリ語アイウエ?オというページに辞書配列の謎を解き明かす秘密が書かれていたので参考にさせていただきます。

 まずパーリ語には長母音がある。aにはā、iにはī、uにはū。でもe, oにはない。なぜなら、常に伸ばすから。でも直後に半母音が来ていたり母音が重なっていたりすると伸ばさない。子音の発音はローマ字読みでOK。帯気音というものがある。tha、ghaなど。カタカナにするときはta、gaと同じで構わない。vaはワでもヴァでもいい。cはチャ。その他いろいろ。
 eとoの話は納得。日本語の資料を見てみてなぜeに-がないのにカタカナだと長音になっていたのか疑問だったのですが。そういう理由だったのですね。ギリメカラは正確にはギリメーカラーになるんですかね。

 ところで、基本的に当ページにおける外語知識は「いかにしてカタカナに直すか」を主眼に置いていますので、文法とか舌の位置とか細かいことは完全に無視しています。

 それに従ってDictionary of Pali proper namesのYakkaの項の下から5番目のパラグラフにあるヤッカの名前の羅列をカタカナにしてみると、 クヴァンナー、カラ、カラローマ、カラダーティカ、チッタ、チッタラージャ、シレーサローマ、スーチローマ、ハーリター、アジャカラーパカ、アーラヴァカ、ウッパラ、カクダ、クンビーラ、グンビヤ、ディサームカ、ヤマモーリ、ヴァジラ、ヴァジラパーニ、ヴァジラヴァーフ、サーターギラ、セリーサカ、アダンマ、カタッタ、ダンマ、プンナカ、マーラ、サカタ、ジャナヴァサバ、ディーガ、ナラデーヴァ、パンダカ、シーヴァカ、セーリとなる。


 さて、前回謎だったパーリ語の配列ですが、アイウエ?オのページを見れば分かるとおり、単に日本の五十音順に近い配列だったんですね。これは不覚でした。
母音はアイウエオ。
子音はカ、ガ、ナ、チャ、ジャ、ニャ、タ、ダ、ナ、パ、バ、マ、ヤ、ラ、ワ(ヴァ)、サ、ハ。

 ソウダッタノカー。

 勉強になりました。