ルシファーの俗説について

もしサタンとルキフェルを同一視して、サタンについての解説をルキフェルにも断わりなく適用しているとするならば。あるいはサタンの堕天前をルキフェルのことだとするならば:

  • 12枚の翼がある

出典:グスタフ・デイヴィッドスン『天使辞典』の「サタン」。
ごめんなさい、高価な日本語訳のほうは持っていないので原書から引用します。

Originally, Satan (as ha-satan) was a great angel, chief of the seraphim, head of the order of vitrues. While seraphim were usually pictured as 6-winged, Satan was shown as 12-winged.「もともと、サタン(ハ-サタンとしての)は偉大なる天使で、熾天使の長であり、力天使の頭だった。熾天使は6枚の翼で描かれるのが常だが、サタンには12枚の翼があった」。

他のところには出典が明示してあるのに、ここにはないのだな。

  • ミカエルと双子

まだわからない。
ボゴミール派の神話によれば、神の二人の息子は悪魔とキリストであり、悪魔はサタナエル(堕天後はサタン)、キリストは大天使ミカエルと同一視されている(J・B・ラッセル『ルシファー』pp. 37-39)。