怪物の群れが襲撃→民族全体が故国を捨てる

ヘロドトスの『歴史』を見ていたら気になる伝説が。
第4巻105

彼ら[ネウロイ人]は蛇の襲撃にあい、全国土から退散せねばならぬという羽目に陥った。この国に多数の蛇が発生したのみならず、さらに多数の蛇が、北方の荒野から来襲したためで、遂には困窮の果て故国を捨ててブディノイ人とともに住むことになった。
 ご存知ネウロイ人は人狼種族で、ごく初期のスラヴ人か、原スラヴ-バルト人だろうといわれています。

 それにしてもこれ、アヴァール人を襲撃したグリフィンの話(ぺリュトンとの関連、原典英訳。cf. 船を襲撃するグリフィンの群れ)によく似てる……。