まぁそうはいっても洋書でも気になる新刊に偶然めぐり合うこともあるわけで(おもにAmazonの「おすすめ」でかな……笑)。
たとえば半年前に出たのがGregory ForthのImages of the Wildman in Southeast Asia: An Anthropological Perspective(『東南アジアにおける野人のイメージ 人類学的視点』)。人類学的とあるように、著者のフィールドワークによる一次データを緻密に分析し、その上で周辺の野人伝説へと考察を広げていくという体裁のようですが、それにしても190ドルは高い。

Gog and Magog: The Clans of Chaos in World Literature (Iranian Studies (Purdue University Press))

Gog and Magog: The Clans of Chaos in World Literature (Iranian Studies (Purdue University Press))

これも半年前か。『ゴグとマゴグ 世界の文献における混沌の部族』。イラン研究シリーズの一冊らしい。4000円弱なので買えなくはないですが……。