2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

竜と龍その2

「ヘタっぴなアルコール蒸留」さんのところで「竜と龍」についての反応があったので、応答。 たとえば『世界の龍の話』、『龍の起源』、『アジア遊学 特集:ドラゴン・ナーガ・龍』、『龍の文明史』、『図説 龍の歴史大事典』などドラゴンのことを「龍」と表…

参考資料

『ドラゴンの殺し方』訳出時に参考にした資料(全部ではないですが) 前々から思ってるんですけど、今回私が無断で勝手に出版社にも著者にも許可なく訳したような論文をプロの人が誰か集めて日本語版特別編集『ドラゴン神話論文集』みたいな感じで出版してくれ…

カルヴァート・ワトキンス『ドラゴンの殺し方』より

今回訳したのはCalvert Watkins, 1995, How to Kill a Dragon: Aspects of Indo-European Poetics, Oxford: Oxford University Pressより、第5部Some Indo-European Dragons and Dragon-Slayersにある45〜48章(pp.441-468)。カルヴァート・ワトキンス『ドラ…

雑想

印欧語族のドラゴン比較神話学と漢字の「竜」論を同時に読み込むことによって何かわかってくることはあるだろうか……?

印欧比較神話学におけるドラゴン退治 その他

さて印欧比較神話学におけるドラゴンですが、もっとも最近のものとしてはこんなのを見つけました。Benjamin Slade, 2009, Split serpents and bitter blades: Reconstructing details of the PIE dragon-combat, Studies in the Linguistic Sciences: Illino…

ジョン・ショウ「印欧語族のドラゴン殺しと治癒者」

今回はジョン・ショウの論文を翻訳。印欧語学系の雑誌に載っている2006年のもの。ジョン・ショウはあまり有名な学者ではないようだ。 これを引き続き訳してみたのは、ヴィッツェル論文を訳しているときに「こんな比較だと、せっかく堅実に分析されている印欧…

ミヒャエル・ヴィッツェル「ユーラシアのドラゴン退治」

日本人がドラゴンだ竜だ龍だといっているのを尻目に(?)、欧米にはdragon(, drache, draak, drakos, etc.)一語しかないので、そのような面倒な区別をせずにどんどん話が進んでいっています。ちなみに中国でも二つの字体を同時に使うことはないので「龍」(繁体…

竜と龍

Wikipediaで、竜の項目は龍に改名すべきという提案があったのを最近見つけた。それによると、龍は東洋のリュウであり、竜は西洋のドラゴンと東洋の龍の上位概念であり、ドラゴンを龍ということはないのであり、竜と龍は別の項目にすべきであるらしい。ドラゴ…

勉誠出版系

『アジア遊学 東アジアの死者の行方と葬儀』 あいかわらず佐藤弘夫の論考が面白そう 『日本古典博物事典 動物篇』 これは興味深い!!けど高い 『アジア遊学 アジアの怪奇譚』これは9月刊。四方田犬彦の『怪奇映画天国アジア』は東南アジアのリアルタイムな…