2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

巨鳥ヒルアス

図書館で手に取った『アイルランド文学はどこからきたか』という本に、初期アイルランド文学に「ヒルアス」(Hiruath)という幻鳥が出てくるというのを見て、ぐぐってみたらヒルアスに関する論文が少なくとも2つ書かれていることを知り、それを取り寄せてみた…

ヨーロッパ幻想系の新刊

井村君江さんが集大成として『妖精学大全』なる大著をものしたそうで。東京書籍の紹介文によれば「世界的権威による妖精の集大成。欧州の民間伝承のほか,ケルトやギリシア・ローマ神話,中世文学やシェイクスピア,さらに『ピーター・パン』『ハリー・ポッ…

ティアマトはいつからドラゴンであるとされるようになったか

メソポタミア神話に現れる原初の女神ティアマトがドラゴンではない、ということを本ブログでは何年も前から主張してきました。そもそもティアマトのことを知らない人が世の中の大半を占める中でこのような主張を続けていく理由やモチベーションというのは皆…

ユダヤ教の幻想動物

下のMysterious Creaturesという本を紹介したエントリで、間違って同名の別内容のタイトルの本へのリンクもはってしまっていたことに気づいたんですが、偶然遭遇したこの本もなかなか面白そうな内容のようです。 Nosson Slifkin, 2003, Mysterious Creatures…

マストアイテム追加。

はてなブックマークのほうに登録しておいたのですが、George Eberhartという人のMysterious Creaturesという本のpdfファイルがネット上にあがっていました。たぶん違法だと思います。 この本は未確認動物百科事典で、出版当時(2002年ごろ)2ちゃんねるの未確…